クロネコメール便・隠れた廃止理由と代替発送




 クロネコメール便は、お預かりした荷物を郵便受けに投函することを基本としたサービスで、1997年に開始し
商品内容の変更などもあり2014年はA4サイズ厚さ2cmまでの小荷物を手軽に送れるサービスを提供してきていた。
2015年、ヤマト運輸は「信書を送る利用者が後を絶たない」という理由で、2015年3月末でクロネコメール便の
サービスを廃止することを決定した。クロネコメール便の市場規模は20億冊1200億円規模であった。
 クロネコメール便は認知及び安さと便利さ営業努力によりメール便の利用を拡大させていったが、本来の
メール便としての利用を超える用途での利用も増えていってしまった。本来の用途を超える利用が「信書」の
利用であり、宅急便を送っていた事業所から郵便物として送っていた信書をクロネコメール便として合わせて
ヤマト運輸が受託したり、個人がコンビニ等で手紙を送ってしまうという事例が増えていった。これにより
ヤマト運輸及び荷送人が郵便法違反となり2010年頃からは厳格な荷受けの判断となった。この時から
ヤマト運輸が荷受けする際に信書ではないかという確認が徹底され、クロネコメール便で送られていた
「請求書」や「領収書」、宅急便で送られていた健康保健関係の書類「診療報酬請求書(レセプト)」は
ヤマト運輸では引き受けることはなくなっていった。ただ、何が「信書」か、どこまでが「信書ではない」かは
明確な線引きができない部分があり已然として「信書」を送ろうとしている利用者がいたり、断り切れず
荷受けしてしまう事例が多発していた。
 この場合、郵便法違反となり今後も取り調べや書類送検される危険性もあり、きっぱりと廃止を決めた。

以上は、ヤマト運輸が発表したクロネコメール便の廃止の経緯である。ヤマト運輸は、クロネコメール便廃止と共に
新たな宅配商品・メール便商品を開発し4月からの利用以降を促している。

 廃止理由として、ヤマト運輸は信書の問題を提言していたが、クロネコメール便に関係している利用者や
従業員の間では「廃止やむなし」「廃止歓迎」の声もあったのでいろいろ情報を集めてみると
信書の問題は1つの大きな利用ではあるが本当は早期にやめたがっていたのではないかと思われる
事例が多数合った。


関連公式見解
クロネコメール便の廃止について
【別紙】クロネコメール便の廃止について(PDF.656KB)


●ヤマト運輸の考える今後の商品展開
現行(2015年3月まで)
信書便−取り扱い無し
法人(宅急便)−大サイズ・中サイズ・小サイズ
法人(メール)−小サイズ・紙
個人(宅急便)−大サイズ・中サイズ・小サイズ
個人(メール)−小サイズ・紙


2015年3月までのヤマト運輸商品
2015年3月までのヤマト運輸商品

今後(2015年4月以降)
信書便−展開なし?
法人(宅急便対面)−大サイズ・中サイズ・小サイズ・薄物資材利用新サービスコンパクト宅急便
法人(宅急便投函)−新サービスネコポス
法人(メール便)−クロネコDM便での紙の輸送
個人(宅急便対面)−大サイズ・中サイズ・小サイズ・薄物資材利用新サービスコンパクト宅急便
個人(宅急便投函)−利用者限定のフリマサイト専用資材利用のネコポス
個人(メール便)−提供廃止
2015年4月以降のヤマト運輸商品
2015年4月以降のヤマト運輸商品


○代替発送方法

●法人のメール便発送
特約ゆうメール:追跡不要で印刷物等を安く大量に出したい利用者向け

●中小法人(個人事業主)の商品発送
特約ゆうメール(契約運賃):厚さ2cmA4程度までの本やDVDを送りたい場合
ゆうパケット(契約運賃):厚さ3cmまでの商品配送をポスト投函で追跡付きで送りたい場合
ゆうパック(契約運賃):3辺合計170まで30kgまでの荷物を送りたい場合

●完全個人の商品発送
郵便書簡62円:トレカ・紙カードなどの薄い品物を送りたい場合
定形郵便82円:12.0×23.5×1.0cm25グラムまでの小さい品物を送りたい場合
定形外郵便120円〜:3辺合計90cm(最大長60cm)4kgまでの品物を送りたい場合
レターパックライト360円:A4サイズ封筒に入る4kgまでの品物を追跡付きの投函で送りたい場合
レターパックプラス510円:A4サイズ封筒に入る4kgまでの品物を追跡付きで手渡しで送りたい場合
クリックポスト164円:A4で1kg3cmまでの品物を自宅ネット決済と自宅印刷して送りたい場合
ゆうメール180円〜:本(綴じた冊子)やCDやDVDを1梱包3kgまでにした品物を送りたい場合
ゆうパック610円〜:3辺合計170まで30kgまでの荷物を送りたい場合

クロネコ代替郵便局商品料金表
クロネコメール便代替郵便局商品条件表
○各分野別の廃止やむなしの理由と声を集計したもの
<この項目作成中>

●ヤマト運輸公式見解(発表)
 近年、eコマースなど通販・オークション市場・フリマサイトなどの急激な拡大による
クロネコメール便の開発時には想像もしていなかった「小さな荷物」の送付ニーズが
高まり、いまののままのサービスでは、お客様のニーズにお応えしきれないことがはっきり
してきました。通販で購入した商品がいつ届くのかというお問い合わせにお応えする
追跡システム、相手に届いたかどうかを確認できる配達完了報告、万が一、荷物が破損した
場合の補償など。1通82円のクロネコメール便では対応できない、宅急便レベルの
サービスを求める声がたくさん寄せられています。こうした「小さな荷物」のやりとりは、
いまやクロネコメール便全体の約2割に達しています。私たちは、このニーズに
宅急便サービスの拡充でお応えすることにしました。
ヤマト運輸新聞広告より

クロネコメール便でできずに宅急便に近い商品に移行して便利になるポイント
・紙輸送ではない小さく薄い物品輸送の需要
・明確になる配達までの日数(近距離は翌日配達)
・配達後の電子データによる配達完了通知
・手渡しとして破損時には中身の補償を付加
・勤務員・客・関係者のみんなにストレスのない商品を利用していただく

ヤマト運輸メール便への無理な期待

●ヤマト運輸内勤者からの不満
・サイズ(縦・幅)と厚さの相違による誤解をされる方がいる
(1cmを超えているにも関わらず1cm運賃で荷受けしてほしいとの要望がある)
・投函できなかったメール便の持ち戻りの管理
(住所に建物名称や部屋番号やポストに名前がなく配達できないメールがある)
・未着のメールに対しての問い合わせがある
(紛失については無償の再発送か運賃の返還となります)
・投函完了になったメールに対しての問い合わせがある
(誤投函の可能性は一定数ありますので大事な品物は宅急便をご利用ください)

●ヤマト運輸メール便配達員からの不満
・建物名称や部屋番号の書いてないメールがある
(配達は出来ずに返品させていただきます)
・配達先に表札や投函受箱に名前が記載されていない
(名前がないと配達して良いのかわかりません)
・配達後の問い合わせがある
(配達後のことは責任は持てません)
・メール便のサイズに対して小さいポストが多い
(投函できない場合は、袋に入れてドアノ等に置く場合がございます)
・ポストがない
(持ち戻るかその家の出入り口付近に置きます)

●ヤマト運輸SD(外勤ドライバー)からの不満
・忙しい時間に集荷依頼がある
(夕方以降の多忙な時間は避けていただきたい。コンビニでも出せます)
・持ち戻りとなったメール便の再配達に時間帯を指定してくる
(多忙な時間は無理なのでご理解ください)
・補償なしを理解しない客が多い
(大事な荷物は宅急便をお勧めいたします)
・個人宅の少数集荷がある1桁どころか1個の場合も
(コンビニでも出せることを案内します)
・「宅急便品質」と「メール便の扱い」の違いを理解していない利用者が多い
(紛失しても中身の補償なく誤投函や滅失には補償制度はありません)
・補償の内容を理解されていない方が多い
(再発送の中身を入れた状態での受託です)
・「取り扱い注意」「水濡れ厳禁」
(特別な取り扱いはいたしません)
・「指定した時間に持って来い」
(朝から21時までには配達します。無理な場合は翌日になります)
・配達済み→届いてない→家族が廃棄
(家庭の事情には関知できません)

●コンビニ店員からの不満
・サイズや厚みにうるさい利用者がいる
(膨らんでいるのなら2cmサイズになります)
・多忙な時間帯に複数持ち込む利用者がいる
(手間がかかるのは営業所に持っていってください)
・発送先と追跡番号がわかるようにしたいとの利用者からの要望がある
(余計な作業は店舗側では出来ません)
・宅急便同等の安い発送方法だと誤解されている
(投函間違いを防ぐのなら宅急便を使ってください)
・信書となる手紙を送ろうとする人がいる
(法律により信書は預かれません)
・紛失時の補償を理解していない人がいる
(補償はないのでヤマト運輸に返金してもらってください)

●クロネコメール便利用者からの不満
・配達予定日に届かない
(投函日を約束しているサービスではありません)
・配達営業所に届いて1日置いて翌日に配達されている
(速達以外は1日遅れになります)
・手紙が送れない
(法律により決まっています)
・同じ住所の別のポストに配達されている
(投函後の責任は持てませんのでポストに分かりやすく記載してください)
・隣の建物の同じ部屋番号に配達されている
(次回は建物名称とポストには名前を書いてください)
・紛失しても補償しかされない
(約款通り内容物の補償はいたしません)
・大事なもの(新幹線のチケット)を送って遅延しても謝罪しかされない
(大事な内容品は宅急便の利用をお勧めします)
・建物名称や部屋番号が書いていない場合に返品になる
(投函場所がわからないのなら荷送人にお返しします)
・受取人のポストに名前が書いていない場合に返品になってしまう
(誤投函で苦情となりますので連絡ないなら投函は出来ません)
・返品される場合に電話連絡がない
(手間と費用をかけてまで電話はしません)
・返品された場合に運賃の返金がなく、泣き寝入りになる
(その代わり返送料も請求はいたしません)
・速達メール便にしても配達が早くなるわけではない
(配達は配達予定日の21時までになります)
・弊社では商品配送にメール便を利用しています
(中身の補償をしないと理解されていることと紛失時は再送すると購入者には必ずお知らせください)
・コンビニで出すと作業が遅くどの番号が誰宛なのかがわからない
(コンビニ側の迷惑になる作業の依頼はお避けください)
・A4を超えるサイズのメール便の発送が断られた
(規約以内のご利用でお願いいたします)
・「水濡厳禁」「取扱注意」「折曲厳禁」を書いたら断られた
(無理な注意は特段出来ませんのでご理解ください)
・CDを送るとCDは割れないがプラスチックケースは割れている場合がある
(輸送中は紙輸送の下になれば上に30cm程度の紙が載ります)

●郵便局からの不満
・郵便物が誤配されているとの要望があり訪問したがクロネコメール便だった
(メール便についてはお預かりできません)
・「誤配されている」と窓口に訪問されたが、クロネコメール便だった
(メール便ならメール便業者に連絡していただきます)
・「誤配」「前住民」「退職しました」と書かれたクロネコメール便が街のポストに投函されている
(利用したメール便業者によっては着払いで返送させていただきます)
・郵便局宛にクロネコメール便が届いたが、中を開けたらDVDと「落札ありがとうございました」という添え状があった
(局長は頼んでいないと言うので保管していたら、局留め利用者から探りがあった)
・「○○郵便局××様」というクロネコメール便が届いたが部署名がなく勤務員や退職者には同名がいない
(不着申告で探している局留利用者と同姓同名だった)
・ヤマト運輸から「局留と書いてあるメール便があるがどうするか」と言われたので受取できない旨伝えた
(後日、問い合わせがあったが、郵便局商品を利用しないのなら局留めにはならない)


ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/mail-haishi/


主な代替サービス
レターパックライト・プラス
(A4重量4kgまで厚さ3cmまでの書籍等を早く確実に送れます)
ゆうメール
(3辺合計170cm重量3kgまでの書籍等を安く送れます)
第三種郵便物
(認可のある定期刊行物を安く送れます)

ヤマト運輸で宅急便発送・メール便・ヤマト便の利用方法
宅急便運賃
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